月が綺麗だという話をしよう

TOKIOに堕ちたら未知の世界が広がっていたという話。

はじめましてに代えて

はじめましてこんにちは。葉桜と申します。
この年になるまでジャニさんたちには無関心な人生を送ってきたのに、一昨年の20周年お祭り騒ぎに乗っかる形で唐突にTOKIOファンになって誰よりも自分が驚いているアラフォーです。
人生に何が起こるかなんて本当に分からないものです。びっくりびっくり。


さて、はてなブログさんに場所を借りてブログを始めるにあたり、慣例に則り「どのようにして自分は彼らに嵌ったのか」を自己紹介の代わりにしたいと思います。

 

元々、TOKIOを知ってはいました。
世間一般の方々の多くがそうだと思うのですが、入口はDASHでした。
電車と競争している頃の記憶が割とあるので、多分そのあたりから認識はしていたと思われます。
ついでにいうとメントレとかの記憶もあるので、何だかんだで見掛けてはいたのだと思うのですが、本当にずっとジャニーズにほぼ無関心で、何ならどちらかといえばアンチ寄りですらあったので、5人をちゃんと認識していませんでした。
どのくらい薄い認識であったかというと。


ジャニーズらしくないジャニーズ。
ジャニーズだけどバンド。
あんまり踊ったりしない。
全員のフルネームはうろ覚え。
それ以前に、顔と名前が一致していない。
それどころか、5人の名前を挙げようとして3人くらいでわからなくなる。
ていうか、メンバーは5人なんだよね?


そんな感じでした。かなり酷い。
でも実は、彼らのCDをシングル、アルバムそれぞれ一枚ずつだけ持っていました。
『宙船』のシングルと、それが収録されているアルバム『Hervest』です。
でもそれは、TOKIOが好きだからというよりは、中島みゆきさんが好きだからという理由でした。
だから、みゆきさんの歌をジャニーズが歌うんだ~、というくらいの認識で。
で、多分TVの歌番組で聴いて、それが意外と(失礼)良かった。申し訳ないけど、上手くはない。でも、格好良くて力強かった。
後にみゆきさんが歌う『宙船』も聴いたけれど、当時も今も、これはべいべの歌声で聴くのがベストだと思っています。
それ以降、歌番組でTOKIOが出れば何となく観る、というくらいになりました。
とはいえ、「ジャニーズの中でなら、TOKIOかな~」みたいなノリでした。
大体、その頃にもメンバーを全員フルネームでは挙げられなかった。
それが一変した原因は、『HEART』の初回限定版2を何となくご祝儀気分で購入したことでした。
20周年だというし、ベストだし、宙船も入っているし、と何の気なしに買いました。
それで、CD2枚を普通に聴いて、さて、と初回特典だったDVDを観たんです。
これは今までのMVのうちの数曲分が収録されているものなんですが。

その中の一つ、『PLUS』。
これ。
これに、やられました。

未だに何でこのPVにここまで射貫かれたのか自分でも理由がはっきりしないんですが、兎に角一発KOでした。撃沈。
これは、スタジオ収録やライブリハーサル、ライブ本番の映像のバックに曲が流れていくという形のPVで、派手じゃないしすっごく格好良いとか作り込んでいるとかいうものではありません。
でも、恐らくはメンバーの結構素に近い表情をじっくりと観られるPVなんじゃないかと思います。
で、その表情が、自分的には多分意外だったんだろうな、と今では思います。
何せDASHのイメージが強いので、もっとフィーリングというか言葉はなくても伝わる関係なんだろうと思い込んでいたんでしょう。
それが良い意味で裏切られたわけです。
彼らは笑顔だったり真顔だったりしながら、ちゃんと向き合いながら言葉を交わして音楽を作っていました。
会話の音声は入っていないので実際はどんな会話をしているのかはわかりませんが、一人一人がお互いを尊重しながら、自分の意見はきちんと主張している。
なあなあじゃない、自立したうえでの信頼関係、とでも言えば良いのでしょうか。
自分が勝手に思い込んでいたよりもずっとずっと地に足の着いた人たちだった。
そういう目線でDASHやトキカケを観ると、テレビの中の彼らは何も変わっていないのに勝手に世界が開けた感がハンパなかった。
格好良くて可愛くて、やっぱり格好良い。
真面目で照れ屋で馬鹿馬鹿しくて真剣で。
観ていて胸の奥の方がムズムズします。

今この年齢でまさか芸能人(しかもアイドル)をこんな風に好きになるとは思いも寄らなかったけれど、彼らに嵌ってから本当に毎日がとても楽しい。
この数年、ずっと大好きだった某漫画に対する熱量がちょっと落ち着いてきてしまって、勿論嫌いになったわけではないのだけれど、何を目にしても自分の気分が上がらなくて、つまらなかった。
その下らないモヤモヤを一気に取っ払ってポーンと広くて新しい世界に連れて来て貰いました。
あの時、アルバム買って良かった。
DVDを観て良かった。

とはいえ、嵌ったタイミングが少し遅くて、20周年ライブには参戦出来なかったので、未だに茶の間です。
今年こそは茶の間を卒業したいです。